リレー日記

2度目の早慶定期戦(2年鈴木紗理)

リレー日記をご覧の皆様、こんにちは。この上なく素晴らしいスタイルに、太陽より眩しい笑顔を見せつつ、慶應のピンチを幾度も防ぐDFリーダー3年加藤楓琳から引き継ぎました、総合政策学部2年の鈴木紗理です。最近は特に湿度の高い、じめじめとした暑さが続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。早慶定期戦を終えたこのタイミングで担当が回ってきましたことを何かの縁だと感じ、この場を借りて早慶戦への想いと、終えてみて感じたことについて綴らせていただこうと思います。

早慶戦とは、学生が1から作り上げる、他にはない素晴らしい舞台です。伝統ある一戦の為、絶対に負けたくないと闘志を燃やしつつも、この最高の環境や雰囲気を心から楽しんでいる自分がいました。そこで今年は、去年体感した素晴らしい舞台の運営に少しでも関わってみたいと思い、『Clasico Park』の企画メンバーの1人として関わらせていただきました。『Clasico Park』とは、サッカー早慶戦当日に、サッカー以外にも当日1日を楽しめる様イベントを行うものです。スタジアム外のスペースで、早慶を代表する学生によるステージ発表や展示、地域の子供たちへのサッカー教室企画等を開催しました。早慶戦に新たな価値を創出しようと始まったこの企画は、イベントの作り手を増やして集客力向上に繋げるのみでなく、学生の持つ特性を活かし、早慶を形作るカルチャーを外部に発信する機会に出来たのではないかと思います。限られた時間の中で企画チームにコミットする難しさはあったものの、私のミスに対しても全力でサポートしてくれた先輩方がいたからこそ実現した舞台であり、私自身にとっても貴重な学びに溢れた企画となりました。心から感謝しています。

試合を終えてみて、1-3と負けたものの、去年よりも手応えを感じています。勿論勝利を掴むことの出来なかった現実と向き合う必要性も、この2点差が本当は大きな差であることも、重々承知しています。関東リーグ開幕戦では1-9という考えられないスコアでスタートし、ここまで試行錯誤を重ねて来ました。早稲田大学がもう少しのところに感じられたからこそ、メンバーに入れなくてもチームの為に一生懸命動いてくれる仲間がいたからこそ、言葉で表せない程悔しかったです。去年以上に、チーム全員で闘う重要さを突き付けられた試合でした。試合とは、相手チームに限らず、試合を支えてくださる方々全員へのリスペクトがなければ、成り立ちません。早慶戦は特に、両校がお互いをリスペクトし、真っ向勝負をするからこそ観ている人の心に響くのだと思います。いらした方々に、心から楽しんでいただける様に、全力でプレーすることは勿論、オフザピッチでも早慶戦という舞台をデザインしていくことも私たちの仕事だと再認識出来ました。

今後も厳しい闘いが続きますが、ここを乗り越えたら今までにない慶應になれると信じ、選手一同、『インカレベスト4』『早慶戦初勝利』という目標に向かって精進して参ります。

拙い文章でしたが、最後までご精読ありがとうございました。今後共、温かいご声援の程、宜しくお願い致します。

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